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28日(月)
今日から最後まで私の秘書役として世話してくれる立川さんと共に、夕方7時過ぎJR「うねび駅」に、レンタカ-のマイクロバスで迎えに行く。うねび駅はかつては、天皇陛下が橿原神宮に来られるときのお召し列車のつく立派な駅であった。少しはその面影を残しているが、今は、寂れた無人駅となっている。そんな田舎の面影の残る駅のホ−ムに降りてきた菅原女史を先頭に15名のイタリア合気会のメンバ−が到着。昨年イタリアの研修会での顔ぶれも何人かいた。早速、レンタカ−で2人はオ−クホテルに,まず送り、田原本道場にと。今日から3泊4日の奈良滞在となる。みんなで、近くの中華レストランで夕食、まず懇親をふかめる。10時過ぎ、みなさんを道場で泊まる準備を終え、菅原女史共に小料理屋へ、12時過ぎまで団らん。今日の予定終了。
29日(火)
8時オ−クホテルに2人を迎えに行って、8時30分田原本道場へ、今日のまず予定のコ−ス「法隆寺」に向かう。まあ、イタリア人のゆっくりした行動だこと。日本人のせっかちではイライラしてしまうだろう。午前中はここ一ヶ所しか行けず、昼食は近くのレストラン、ここでものんびりしたものだ。もう、私も覚悟して、このゆっくりム−ドに従うことにした。午後は、行く予定の薬師寺をとばし、東大寺大仏殿に向かう。修学旅行生が非常に多く、混雑の中の見学であった。さすがに、大きい大仏にみんなは目を張っていた。柱の穴潜りもこわごわ挑戦、幸せを願った。2月堂、3月堂を巡り少々雨がぱらついてきたので、茶店でコ−ヒ−ブレイクとなった。東大寺の大きな鐘楼を見学、バスに向かう。
ゆっくりム−ドの彼ら故、今日はこれで精一杯。夜の田原本の道場は少々疲れ気味の様子故、稽古は自由とした。
稽古終了後、今日も菅原女史と寿司屋でおしゃべり。自由談義に楽しい一時を過ごした。今日も、立川さんのおかげで非常にスム−ズにいった。イタリア人の一人一人の個性の強さか、人の話の聞かない性格か、明日の予定に色々議論あり。結局は、「どこに行くより今日は一緒にきた方が必ず「良かったと思うよ」の私のアドバイスで、明日の見学コ−スは、みんな一緒の奈良見学におちついた。
30日(水)
9時出発、信貴山縁起絵巻」で有名な、信貴山寺に。新緑に生えるこのお寺は、気にいったようだ。真っ暗な戒壇巡りには、、こわごわの肝試しの様相。昼食は、和食のさがみレストランにて、ゆっくりム−ド。2時出発、長谷寺にむかう。イタリア人はとどまることも知らず、まあ、大きな声でピ−チクパ−チクと雀のようにしゃべる。でもさすがに、急に静かになったと思ったら、皆眠むっているではないか。ボタンで有名な長谷寺を見学、門を入ると長い階段をのぼる。ここも、新緑に煙るすばらしい落ち着いた奈良らしきところです。見学の後、「三輪ソ−メンの山本」で有名な店、本店茶室の間でソ−メンを一杯。おいしいといって、食べる者も、少しも手に付けない者も色々。そのまま、橿原合気道場にて稽古、奈良県支部のメンバ−と和気藹々の合同けいこでした。夜もかなり更けていたが今夜も菅原女史と、私の友達の非常においしい中華料理店で疲れをいやしつつ・・・・。12時もまわってしまいました。明日は早朝7時過ぎ出発ということで。今夜でお別れする事になりました。ごくろうさんでした。
菅原さんも付き添え大変だったろうと思います。立川さんありがとう。齋藤君も1日応援に感謝します。 |